この調査法の最大のメリットは、職人が外壁（タイル・モルタル）の状態を至近距離で目視しながらの目視法も行うことが出来るため、細かなひび割れや欠損が的確に診断できるという点や窓周りの目地シーリングの劣化なども細かく調査できる点と、打診調査の打診時の音の微妙な違い（高低）により、タイルがその下地のモルタルから浮いているのか、タイルのみが浮いているのか、またその割合はどのくらいか、 などの精度の高い調査結果が得られることです。

調査目的として、外壁に関わる詳細な劣化状態の調査結果を得たい場合や、改修工事の完全な見積もりの為の数量算出を行う場合はこの調査方法は最も有効です。